編集だより

【和文化再発見】「AUN-J CLASSIC ORCHESTRA」のライブに行ってきました。

和楽器の奥深さ、底知れず!

「AUN-J CLASSIC ORCHESTRA」というバンド、ご存知ですか?
先日「MEETS ME」のインタビューにご登場いただいた、光田寛和さんレコメンドのミュージシャンです!

折良く全国ツアーの真っ只中ということで、早速チケットを手配!
そして、びゅんっと行ってきました。

こんな感じに、着物を着まして。
和楽器のライブですしね!

お客さんの層は幅広かったな。でも10、20代はほとんどいなかったのではないでしょうか。
我々の年齢層・30代もそれほど多くはなかった気がします。
きょろきょろと客席を見渡していると、アナウンスの後、暗転。

一曲目は「From the Far EAST」。訳すなら「東の彼方より」といったところでしょうか。
静かで雅な箏の音色から、一気にアップテンポに。篠笛と尺八で主旋律を奏でます。ときにゆるやかな副題を挟みながら、盛り上がりに向かっていく感じ。
何かの使命に目覚めた青年が、馬に乗って大陸を駆けて行くような。
そんな情景が思い浮かびます。一曲目から心を掴まれました。

その後も、俳優・歌手の森崎ウィンさんとの歌のコラボや、ピアノデュオのレ・フレールさんとの演奏など、独特のスタイルで和の情景を表現していきます。

MCでお話されていたのが、「和の文化の魅力を、和楽器で伝えていきたい」ということ。
彼らは、和太鼓や三味線、箏や尺八などで構成されているのですが、通常ではこれらは一緒に演奏することはないのだそう。
けれどそれらの持つ古式ゆかしい音質で、 常に新感覚の音楽を表現しているのです。
しかもさらに驚くべきことに、同じく「MEETS ME」インタビューの三浦和也(六代目三浦彌市)さんも、彼らのことをご存じなんだとか!
和の伝統を大切にされている方同士、繋がっているものなんですね。

ちなみに、彼らの衣装。
男性メンバーは“絞り”、女性メンバーは“友禅”なのだそう。どうりで、なんだかさわやかで上品な感じがすると思った!
改めて、和文化の奥深さや魅力に気づかされますね。

ゆったりと、のどかで抒情的な田園風景を彷彿とさせるような曲や、和太鼓のソロ曲、情熱的でにぎやかさが伝わるようなお囃子の曲など。
こんなにも表現の幅があるんだと、驚きっぱなしでした。

特に、ラストの曲「万殊の灯りに想いを馳せて」では、曲中に何度か一本締めが出てくるのですが、お客さんと一緒に大盛り上がり!

若い世代の方には親しみやすく、
ちょっと上の世代の方にはどこか懐かしいような、
そんな曲がたくさん聴けました。

ご紹介くださり、ありがとうございました!
彼らのことをもっと知りたい!という方はこちらへ↓

http://www.aunj.jp/jpn/jpn.html

※写真は、演者さんより会場内に向けて公式に許可が下りた部分のみ撮影しております。そのほかの場合の録音・撮影は禁止です。

Photo:荻野哲生
Text:光田さやか

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