アズ・ユー・ライク!

【厚く上品な味】大阪・北新地のとんかつ店「épais(エペ)」は独自の進化を遂げていました。

大阪屈指の繁華街・北新地のビル3Fへ。

遠方で仕事があれば、その土地のおすすめグルメは食べておきたいところ。所用で大阪を訪れたため、以前とある方のメルマガで知ったとんかつ店に行ってみることに。
なんでも、かなり厚くて、驚くほど柔らかい、新感覚のとんかつなのだとか。
というわけで現地へGOGO!

店舗の入口らしきところはなく、ポスターとプリントアウトされたメニューが出ているだけ。
あたりをうろうろ。手元のスマホの現在地も確認。

はい、合ってます。大丈夫です。なんてったってビルの3Fですから。
それにしても、人気店のようなのに、なんと控えめなのでしょう。
でも間違いなくここですので、エレベーターで3Fへと上がっていきます。


エレベーターのドアが開くと、左手にレトロな洋風レストランのような扉が見えます。

店内は、4名がけのテーブルが4席とカウンターが4席。予約なしでもお店に入れるには入れますが、席数に限りがあるので、予約していくのがベター。

メニューを見てみると、「山形豚」や「信州タローポーク」「茶美豚(ちゃーみんとん)」「東京エックス」など、さまざまな銘柄の豚肉がずらり。ロースやヘレなど部位も選べるので、グルメな人にも満足できそう。
それぞれの豚肉の味わいをとんかつで感じられるなんて、これは楽しみですね♪
個性的な名前の豚肉を前にしばし悩みましたが、「茶美豚」と「東京エックス」を注文することに!

レア中のレア。肉の甘みをじっくりと堪能!

かつて、ここまでレア感のあるとんかつに出会ったことがあっただろうか。いや、ない。
思わず「疑問・反語」構文も出てしまうというものです。

こちらは「茶美豚」。お茶の葉っぱを食べて育った、鹿児島県産のブランド豚です。見てわかるとおり、しっかりとした肉の厚みが特徴。
どうやら、2種類の異なるラードを使って特殊な揚げ方をしているようで、衣はふんわり・しっとり、そして肉は柔らかくジューシーな仕上がりになっています。
舌のうえでとろけるような甘みがあり、これはもう新感覚。というか独自に進化したとんかつです!

ポルチーニ茸の風味を効かせたオリジナルの塩でいただきます。
味が引き締まるとともに、甘みも際立つ!名古屋のコッテリ味噌カツも好きだけど、塩で食べるのも好きだ〜。

こちらは、左から「東京エックス」のロースカツ、そして「山形豚」のヘレカツ、そしてカキフライ(単品注文)。
嗚呼、幸せなフライ天国……。

先ほどの「茶美豚」とは見た目が全く異なりますよね。「東京エックス」は今から約10年前に誕生した、東京のブランド豚。
きめ細かなピンク色の赤身の部分と、餅のように弾力のある良質な脂が、絶妙に混ざり合った肉質です。
最高級ブランド豚との呼び声も高く、多くの美食家たちを虜にしています。

こちらも、厳しい温度管理のもと調理されているので、ふんわりとした衣の食感や肉の程よいレア感を楽しむことができます。

ヘレカツも、このボリュームでありながら、奇跡としか言いようがないレア感!
噛みごたえもあるのに口の中でほどけていくような、上品な味わいです。

ちなみに、キャベツには自家製の「大葉のモヒートドレッシング」をぜひ。
モヒートという名前なだけあり、大葉のさわやかな香りと程よい酸味で、山盛りキャベツももりもりいけちゃいました。

店主がこだわる台湾食器で、スイーツタイム♪
ここがとんかつ屋さんということを忘れてしまいそうです。

感想&まとめ

独自の揚げ方で、独自の進化を遂げた「エペ」のとんかつ。
いえ、これはもうとんかつではなく「エペ」。「エペ」という食べ物です。
そりゃフランス語で「厚い」を意味する「épais」なだけあります。

夜は夜でお酒を嗜みながら、ゆったりと過ごすのもよさそう。
北新地という立地もあって、ビジネスでの接待や大人の会食にも使える、上質なとんかつ店でした。

今度は違う銘柄のとんかつをいただいてみたいですね♪
ごちそうさまでした!

<店舗情報>
épais(エペ)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-3 ニュー華ビル 3F
050-5487-9410
①11:00~②12:30~③14:00~(ランチタイム三部制)、18:00~20:00(L.O.19:30)
日、祝日休
https://epais-kitashinchi.gorp.jp/

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