「国際センター」駅徒歩3分。精肉店直営の焼肉店。

夜になるとちょっと肌寒さを感じる、10月のある日。
「国際センター」駅から徒歩3分のところにある高級焼肉店「松阪 力八 名古屋店」を訪れました。

めっちゃカッコいい外観。インパクトのある大きな暖簾が目印です。
「松阪 力八 名古屋店」は三重県松阪市にある「力八精肉店」が営むお店。以前からパンフレットやwebの制作などでお付き合いさせてもらっております。

「力八精肉店」は、松阪市大石町の自然の中で伝統的な飼育方法で育てられた「往にし方の大石牛」を販売している店。 松阪牛は通常24カ月程度で出荷するところ、「往にし方の大石牛」は平均するとなんと56カ月にもなるんです。牛一頭一頭の個性を見て、丁寧に無理なく育てられた牛は、健康的な赤身と細かく入ったサシでとろけるような旨味が特徴。この味は、一度食べたら忘れられないほどの衝撃です。
この大石牛を育てている磯田畜産さんのところへも、何度も取材に行きました。
特に、子牛の競りに同行して岩手まで行ったときは、いろいろと衝撃的だったな……。

そんな大石牛を、焼肉のフルコースで堪能できるのが、こちらのお店。
店の中に入ると、まずライブ感が楽しめるカウンター席が、そして通路奥に進むと個室があります。高級感あふれるつくりになっていて、大切な人との食事にはもちろん、ビジネスシーンにも大活躍しそうです。

選べるディナーコースは3種類！

ディナーのコースは「和」「匠」「極」の3コース。「和」コースでは大石牛は味わえず、「匠」コースでは大石牛はミニカレーでのみ提供されるので、大石牛をしっかり堪能するならやはり「極」一択で決まりでしょう。
ランチでもディナーと同じく「和」「匠」「極」のコースがあるほか、ランチプレートや御膳も選べます。
今回はもちろん、「極」をオーダー。あの味が焼肉で味わえるなんて、早くも楽しみ！

車で来ていたので、烏龍茶で乾杯でございます。

「極」コースの内容に、大大大満足！！！

こちらが前菜。手前から大石牛サーロインのすき焼き、大石牛炙りユッケ、松阪豚ヒレの生ハムです。

まずは松阪豚の生ハム。こちらは噛むほどに濃厚な味わい……。スモークされたチーズと一緒にいただくと、より芳醇な旨味が広がります。ワイン欲しくなるな〜。脳内で補完。

ちなみに、松阪豚の生産者・山越畜産さんのところへもお邪魔いたしました。
山越さんは、実は「日本養豚界のレジェンド」と称されるほどの人物。長年養豚業に携わってきたなかで導き出したこだわりの飼育方法で、驚くほど柔らかくて甘みのある豚肉が生産されています。

真ん中のユッケは、もう口のなかでとろっとろ。大石牛は脂の融点が極めて低く、生のお肉は手で持っているだけで溶けていってしまうほど。ごま油がひかえめに味を添えていて、お肉の旨味が引き立ちます。

そして大石牛のすき焼きっ！さっと火を入れただけですが、割下と脂身とのバランスが絶妙だーー！！
あれ？まだ前菜なのにこのテンションで食レポしてて私このあと大丈夫かな？ってなるくらい、初手からのけぞるほどおいしいのです。

こちらは、タン。中にネギ塩が入っているので、そっと持ち上げて軽く焼きましょう。どの部位も本当においしい。

シャトーブリアン！まず、見てくださいよこの美しい赤。そして細かく入ったサシ。芸術。
これを焼いていきますと、みるみるうちに脂が溶けだしていきます。見ているだけでこちらがとろけそう。

好みの大きさにカットしていただきます。甘さと肉汁が口の中に広がって、もう大変です。

3種のタレが用意されているので、お好みで味わいましょう。

まだまだ続く、大石牛の饗宴。

サーロインにザブトン、ササバラ、そしてリブロース。異なる部位の味わいをじっくり楽しみながら、なんとも贅沢な時間が続きます。そしてこの時間は、磯田さんや牛の繁殖農家さん、そして命を提供してくれる牛たちに、敬意を払うひとときにもなりました。

肉の炙り寿司も絶品。シャリと牛肉が口の中でもバラバラにならず、一体感を感じながら味わえました。

こちらはシメに提供された大石牛カレー。肉の旨味が溶け込んでおり、スパイスの中でもしっかりと主張します。

最後のスイーツ。大石牛や松阪豚の余韻に浸りながら、じっくりと味わいました。

まとめ＆感想

普段は、松阪の「力八精肉店」で精肉されたものを購入して自宅で焼いていただくのですが、やはりお店で焼肉として味わうとまた格別ですね。
希少部位なども惜しげもなく堪能できて、身も心もとろけるほど満ち足りた気持ちでした。
名古屋で大切な人をおもてなしするなら断然おすすめ！食通もうなるほどのメニューの数々を、存分に味わえます。
ごちそうさまでした！

松阪 力八 名古屋店
愛知県名古屋市中村区名駅3-4-9
052-433-4129
11:30〜14:00、17:00〜23:00
火曜休
https://matsusaka.rikihachi.jp/
ネットショップはこちらから
生産者の思いはこちらから