編集だより

【ライター光田塾】「伝わる」文章マスターへの道。ep.21

文型や段落単位の重複に注意する。

やってきました文章講座。千里の道も一歩から。着実に上達するコツをお伝えしてまいります。
このあたりは似たような単元なのでさくさくっといきますね!

今回の単元は「文型や段落単位の重複に注意する」です。文の構成が似ないように気を配ってみましょう!

【昨日は一日中会議をしていたので、メールを返信できませんでした。会議で気になることがあったので、個別で部長に相談したので、その結果も合わせてメールを返しました。】

一見良さそうに見えるこの文章ですが、どちらも「〜ので……でした」という文型が重複しています。これでも内容は伝わりますが、社会人ですからもうちょっとスマートに見える工夫をしてみましょう。

【昨日は一日中会議があり、メールに返信できませんでした。会議で気になった内容を個別で部長に相談したので、その結果も合わせてメールを返しました。】

どうでしょうか?少し読みやすくなりましたね。

他にも、文型重複しちゃうあるあるとしては、

  • 1.「そして〜」、「ゆえに〜」など、使い勝手のいい接続詞ではじめがち。
  • 2.たくさん登場人物がいるとき「〜は…です」の文型が続きがち。
  • 3.文末「〜したいと思います」で終わる文章が続きがち。

といったところでしょうか。
でもこれ、実は素晴らしいこと。
文章に書き慣れてきたという証拠です。「こういう文章が書きやすいな」と認識しているということなのです!

ここまできたら、あとは文末や文型のバリエーションを増やし、重複を解消していきましょう。
必ずしもこうしなくてはいけない、というルールはありません。何度も口に出して読んでみて、「なんか気持ち悪いな」と感じた部分に手を入れてみましょう。

本日のまとめ

文の構造にダブりが発生するのは、
書き慣れてきた証拠!
声に出して読み返し、ちょいっと手直ししましょう。

次回は、ep.22「主語と述語を意識しながら構造に還元して読む」です。

えー。シュゴとかジュツゴとかめんどくさい……って思いますよね。

でも大丈夫。光田的には、「動詞」のほうに着目すれば簡単に解決できる問題だと思っています。

それでは、次回もお楽しみに!

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