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【すぐれもの、現る】愛知県一宮市「麺の道 すぐれ」でこだわり麺を堪能しました。

一宮市の商店街の一角にあるお店。

愛知県一宮市。JR「尾張一宮」駅、名鉄「名鉄一宮」駅から徒歩約10分。「麺の道 すぐれ」さんを訪れました!

和食店のようなたたずまい。店内はカウンター席のみで、9席ほど。行ったときもお昼時とあって混みあっており、壁際のシートで座って待たせていただきました。

入り口で食券を購入するのですが、ラーメンのメニューは「小麦の香り濃厚つけ麺」「炙り真鯛らーめん」「名古屋コーチン泡白湯」の3種類のみ。それぞれで異なる麺を使っているようで、早くも麺へのこだわりが強いことがうかがえます。

それよりなにより…名前だけでもうどれもおいしそうなんですが!?正直、券売機の前でかなり悩みました…。人間、もしかしたらたくさんの中から選ぶより、少ない選択肢から選ぶほうが難しいのかもしれません。よく考えてみたらそんな気がする。
ふわふわとさまよう人差し指を券売機の前で何度も上げ下げし、選んだのはこちら!

全粒粉の自家製麺が際立つ「小麦の香り濃厚つけ麺」

「小麦の香り濃厚つけ麺」900円。複数の異なる小麦や全粒粉を使用して、毎日手打ちしているという自家製麺。つけ麺に使われているのは太麺で、箸で持ち上げると、ぷるぷるとした弾力と力強い伸びがありますね…!これをドボンするつけ汁がこちら↓。

ぶくぶくと煮え立ちながら、すぐれ麺をお出迎え!さっとくぐらせると、見た目よりも汁がさらっとしているのに驚きます。しかしこのサラサラの汁を太麺が絡め取る!
…うまいっ!月並みだけどうまい!噛むごとに味わえる、小麦の香りが半端ない。もちもちで食べ応えもあり、これはファンが多いのも頷けます。
つけ汁は濃厚な魚介の旨味を感じられますね。複数の削り節が入っているようで、口の中につぶつぶとした感触がありました。お店の情報によると「丸鶏やげん骨、もみじに宗田節、鯖節、いりこ、香味野菜を使用したとろりと濃厚なスープに牡蠣の風味がぎゅっと詰まったタレを合わせている」のだとか。そ、そんなに複雑だったとは…!こだわりが過ぎるっ!でもこの自家製麺を合わせるつけ汁なら、それくらい複雑でないと、全体のバランスが取れないんだろうな。妥協なき職人のこだわりが生んだ、絶妙な一杯です。

クリーミーなスープの「名古屋コーチン泡白湯」

こちらはまったりとした白いスープが特長的な「名古屋コーチン泡白湯」800円。まずはこのスープをひと口いただいてみますと…。ふわふわとした泡がやさしく唇に当たり、すっと口の中に入っていきます。これがまず不思議。まったりしているのに、もたつかないんですよ?泡立て方を相当工夫しないと、この感じは出せないのではないでしょうか。
そして何より、鶏の旨味です。じっくり煮込んでいるようで、臭みもなく透き通った旨味を感じます。ここにかつおや昆布など魚介系の出汁や、干した貝柱の旨味を移した醤油などを加えているのだとか。この極め具合、おそるべし…!

こちらの麺ももちろん自家製。平打ち麺でツルツルっとしたのど越しです。ライトな噛み応えでスープも程よく絡み、調和がとれた丁寧な一杯!

「真鯛だし肉丼」350円もサイドメニューでオーダー。お上品なお味で、麺類と合わせてもさらりといただけました。

まとめ&感想

シンプルな見た目からは想像もできませんでしたが、唯一無二の複雑な味わいを出すために、素材をいくつも使って配合を調整してつくられている「麺の道 すぐれ」のつけ麺・らーめんたち。
それはまるで、いろいろな教科をたくさん勉強したのに試験当日はしれっとしている優等生のような。驚くほどの多機能を搭載しているスタイリッシュな家電のような。“すぐれもの”と呼ばれるようなものは、得てしてそういうものなのかもしれません。

…などと、奥が深いことを考えながらお店を後にしました。
ごちそうさまでした!

麺の道 すぐれ
愛知県一宮市本町3-5-2
0586-64-8303
11:30~14:00、18:00~22:00
不定休

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