編集だより

【ライター光田塾】「伝わる文章」マスターへの道。Ep.9

「構造シート」で整理する。

すっかり師走!
この企画覚えていますか??
「伝わる文章」マスターへの道!
じわじわと進めていきますよ!
でもまだ基礎編なので、ささっと行きましょうか!
早く実践に移りたい♪

使用しているのはこちらのテキスト。インプレスから出ている「新しい文章力の教室」
今回解説する第9単元は「構造シートで整理する」です。

で、「構造シート」ってなに?っていう。

簡単にいえば、
集めてきた材料をずらずらっと書き出し、主眼をどーん!順番と配分決めをバーン!」ってことです。

これ、図解でテキストに載っているのですが、写真撮ってそのまま載せるのもアレですので、私が自分で書いた記事で「構造シート」なるものを作ってみますね。

例えば、「アズ・ユー・ライク!」の情熱ギョーザさんの記事。
これの「構造シート」を作るとしたらこんな感じです。

書き方はこう。
①まず黒字の、箇条書きの部分を先に書きます。集めた情報をずらずらっと列挙。自分しか見ないのでひらがな交じりでも汚くてもなんでもいいです。
➁次に、一番上に「主眼」を書きます。集めた情報で、なにを伝えたいか、テーマ決めです。
③そして、左端の数字を書きます。テーマを伝えるにあたって、どの順に書いたらいいかを決めます。
④最後に、右端のABC。これは重要度です。Aはたくさん伝えたいこと、Cは少しでいいかなと思うこと。箇条書きの内容を見て、割り振っていきます。

これを、書き慣れるまで最初のうちは毎回作るとわかりやすいですよ、ってことです。

えー、この作業毎回やるの~?

とか思って、面倒がることなかれ。
これがあると、例えばビジネスでよくある、こういう時に役に立ちますから。
↓↓↓

●会社で行った1泊2日の研修レポートを書かなくてはいけないが、出来事がたくさんありすぎてまとまらない。
●あるテーマについてブログを書いたが、進めていくうちに自分の思いばかり先行して、最後にはなにがいいたい記事なのかわからなくなっている。
●外部講師のスピーチを聞いた感想文を書くときに「おもしろかったです。ためになりました。おわり」…それ以外書くことなくて泣けてきちゃう。

そんな状況でも、事実に基づいた5W1Hを列挙し、書きたいテーマを決めたら、順番と重要度を書いていく。
それだけで、頭の中がスッと整理されると思います。

私は「構造シート」は書いていませんが、頭の中ではいつもこれと同じことをやっています。取材しながら、「この人(お店・会社・商品)はこういう紹介の仕方をすると伝わるかな。じゃあこのへんをたくさん聞いて、こういう流れを組んで、文章の結論はこう持っていこう」って考えてるんです。
もちろん事前に質問は準備していきます!けれどお話を聞きながら、こっちのほうがよさそうだな?と思ったら、質問を追加したり変えたり。

(たぶん)そういうことを考えている途中の私。目が怖い。

ちなみにこのテキストには「構造シートは手書きで作れ!」と書いてありました。うん。わかる気がします。
やってみたらおわかりだと思うのですが、パソコンだとそれこそちょっと面倒だし、なんか手書きのほうがいろんな考えがサクサク出てくるのです。

というわけで、今回はそんなお話。
次回は…Ep.10「トレーニングで上達する」です。
そりゃそうだっ!と思うようなタイトル(笑)!一緒に見ていきましょうね。

Text:光田さやか

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