動物=生命。私たちもしかり。
とある日。
名古屋市内での取材の合間に、ひとりで大須をぶらぶらとしていたところ、気になる一角を発見。
「ギャラリー・アトリエ かんしょ」。

期間ごとにいろいろな作家さんが作品を展示されているようです。
今年は「アートに触れよう」がテーマの光田。
さっそく、お邪魔させていただきました。
横田さんは、漆彫刻家。
動物の持つ生命力や、肉体、魂の美しさに惹かれ、サイやクマ、リクガメ、セイウチ、カバなどを11年以上にわたりつくり続けているのだそう。

ところどころに、横田さんのご経歴や、作品についての著述がありましたが、
まずはそれらを読まずに、作品を見てみることに。

モチーフになっているものは体躯の大きな動物ばかりでしたが、作品としてのサイズはいろいろ。
1m近くあるものや、20cmほどの小さいものも。

漆ならではのすべすべとした質感で、動物の持つ肉体の躍動感のようなものを感じられました。

人間も、動物であり、生命です。
横田さんの作品と著述を見ながら、人間と動物の違いについて考えていたら、
異なる部分のほうが少ない気がしました。

横田さんの展示は明後日・3月3日(日)まで。
Photo・Text 光田さやか
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