アズ・ユー・ライク!

【都会の灯火】「窯焼きステーキTAKIBI(焚火)」でゆったりと夜を過ごしました。

名古屋市西区の窯焼きステーキ専門店。

冬の風が頬をかすめる、12月のある夜。炉窯で焼き上げた料理がいただける「窯焼きステーキTAKIBI(焚火)」を訪れました。

名古屋駅から北へ徒歩6分ほどの立地にあるこちら。都会の喧噪を遠巻きに感じながら店のドアを開けると、店内はシックな雰囲気ながらもどこか温かみを感じられます。大切な人と2人で訪れても、気の置けない仲間とにぎやかに過ごしてもよさそう。カウンター席とテーブル席、個室もありますが、この日はカウンター席へ通していただきました!

自慢の炉窯で素材の旨味を凝縮。

お店自慢のこの炉窯はフランスのラルナージュ白土を使っていて、最高温度はなんと約400℃。肉も魚も野菜も、遠赤外線で素材の旨味を閉じ込めたまま調理できるスグレモノなんです。吸臭性も抜群なので、多種多様な食材を一度に調理できるというメリットもあるのだとか。

こちら、シェフの青木大介さん。イタリアのミシュラン一つ星店でも修行したことがある凄腕のシェフで、生産者のもとを直接訪れて素材を選び、作り手の思いも込めて料理に反映するというこだわりをお持ちです。この日は、三重県産の野菜を中心に、旬の魚・鰆なんかもいただけました!

どれも絶妙な火加減…!ほどよく水分を残しつつ旨味が凝縮されていて、驚きです。青木さんにかかれば、難しい窯での調理もこんなにバリエーション豊富にできあがるんですね。「この野菜って、こんな味がするんだ!」と、思わず驚いて口に出てしまうほどです。ひと口食べるごとに感心しきり。

メインのお肉料理は好みの銘柄や部位を選べるということで、しばらく迷ってしまいましたが…。希少部位・シンシンを食べ比べてみることに。「生産者さんの育て方が肉質に現れています。違いを味わいながら楽しんでみてくださいね」と青木さん。
こんな贅沢な食べ方をできるなんて…いいんでしょうか…。おいしいシャンパンやワインをいただきながら、もうかなりいい気分なのに、さらに気分が高まってます~。ありがとうございますうう~…。

知多牛・誉と薩摩黒牛の饗宴。

同じ部位でも、赤身の色合いや脂の乗り方が違うのがわかりますでしょうか。モモの位置に当たるため、筋肉質で噛み応えのあるシンシンですが、こちらはどちらも柔らかく仕上がっています。どちらかというと右の知多牛・誉のほうが脂の甘さを、左の薩摩黒牛のほうはギュッと凝縮された赤身の旨味をそれぞれ感じられました。
塩やワサビ、生粒胡椒でシンプルにいただくので余計に際立っていました。

生産者さんのこだわりを聞きながら味わうと、殊更おいしく感じられますね。丁寧に育てた人の思いを込めて、丁寧に料理を仕上げる。いただくほうも、丁寧に味わうことで、職人さんたちにせめてもの敬意を払いたいものです。

牛肉を使ったボロネーゼ。コクがすごいっ!モチモチのパスタに絡んでとってもおいしかった〜。おかわりできるならしたかったぐらいです。

こちらはリンゴを使ったデザート。じっくり中まで火が通っていて、ジュクジュク具合がたまらないんです~。炉窯の奥のほうにずっとアルミホイルでくるまれた丸い物体が見えていて気になっていたのですが、このデザートを見た瞬間「これだったのか!!!」と声を上げてしまいました(笑)。

まとめ&感想

青木さんとの会話を楽しみながらできたての窯焼き料理をいただけて、あっという間に時間が過ぎていきました。それにしても、炉窯で焼き上げるお料理…奥が深いですね。素材を熟知していないと難しい調理法なのではないでしょうか。
都会に灯された暖かな焚き火で、身も心も解きほぐされた夜でした。

ごちそうさまでした!

窯焼きステーキTAKIBI(焚火)
名古屋市西区名駅2-23-14 VIA141 1F
052-564-8131
17:00~23:00(L.O.21:30)
火曜休

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