生粋人

<第4回>“会話で呼吸”する。光田流・ビジネスパーソン5つのメソッド――光田寛和

流儀その4.「両手をふさぐ時間を作るべし」

仕事の話ばかりではなく、光田さんに休日の過ごし方も聞いてみることにした。するとそこにも、彼なりの流儀が見えてきた。

「僕の趣味なんですが、アイロンがけです。休日になると自分のワイシャツは自分でアイロンをかけるようにしています。アイロンがけをしていると、両手がふさがるでしょ。電話やメールをしながらは、できない。だからいいんです。意識的に両手をふさぐ時間を持つようにしています

ビジネスマンの必携アイテム、パソコンや携帯。しかも光田さんはこれまで百貨店、商業施設での勤務だったため、土日固定休みの概念がない働き方だった。 休日に連絡をとったり、メールをチェックしたりもやむなしだっただろう。だからこそ光田さんは自分でそういう時間を習慣づけたのだという。

「今の仕事に移ってからは、土日がしっかり休みになりました。なのでアイロンがけの習慣はそのままに(笑)、どちらか1日はイベントや買い物などに出かけて、情報をインプットするようにしていますね。ずっと行きたかった展示会や、仕事のお付き合いのイベント。そういうものがない時は、ロフトとか東急ハンズ、ヨドバシにオートバックスなんかが好きで、よくでかけます(笑)。便利なモノやファッションアイテムなど見るものはさまざまですが、実は商品はなんでもよくて。そういうモノを見て、自分の力量が上がる瞬間が嬉しい、というのかな。『これはいいな』とか『すごいな』とか。そういう小さな感動や発見をしたいだけなんです。土日のどっちかでインプットしたものを、週明けにすぐ動けるという便利さもありますね」

逆に、もう1日の休みはなにもしないのだという。家族と過ごしたり、好きなものを食べたり、仕事目線ではない買い物をしたり。光田さんはそうして、心身のリフレッシュとナレッジの貯蓄を同時に行っているのだ。

寝る前に、今日は一日よく学んだな、とか、しっかり遊んだなと振り返って、次の日へのメリハリをつけていますね。なので、それもビジネスにつながるといえばつながるのかな?週休2日かどうかはその方の働き方にもよるでしょうから、まずは、両手をわざとふさいで、仕事を忘れる時間を作ることが大切かなと思いますね

最終回へ続く>

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